ゲームについて<3> PS-VR2
PS-VR2 購入予約当選!
2023年1月12日(木)
LINEに吉報が舞い込んできました!11月に申し込んだ、PS-VR2の先行予約抽選に、見事「ご当選されました!」。
早速、購入手続きに進み購入完了。
PlayStation VR2 Horizon Call of the Mountain同梱版 数量:1
お届けの目安:2023年2月22日
合計金額:80,310円(税、送料込)
はっきり言って、大人のおもちゃの値段としては、めちゃくちゃ高いと思う。
VRゴーグルが、ゲーム本体価格より高いのだから、そうそう買いたいという人がいるのか疑問。抽選とかいって、実際の競争倍率知りたい今日この頃。
(落選した人いたら申し訳ないけど、倍率1を下回っていたとしても驚かない)
5年前の私だったら、こんなもの、初期は好きものが買って、普及時に製造固定費薄まって、価格が下がったら買ってもよいかな!くらいの感覚だった。
多くの評論家さん、ユーチューバーさんが言っているけれども、この価格帯(MetaのQuest等を含む)で、広く市民の間に普及することはないだろうという意見には私も同意で、世の中全体が激変するまでには、まだ時間がかかると思う。
しかし、ここのところのWEB3とか、メタバースとかの「はやり言葉」の裏側に、VR(AR等と含めてXRと表現されることもある)の存在がクローズアップされいる。中年以上の方なら、覚えている方いらっしゃると思いますが、インターネット普及させるためにYahooBBが街中で無料でモデム配っていた時代がありました。
VR普及させるには、VRゴーグルただで配り歩くくらいの企業さん(というか投資家さん)が出てくるまで、待たなければいけないかもしれませんね!
それでも、世の中の流れを見ていると、これからのデジタル環境はかなり、急激に変わっていくような予感がしており、それに乗り遅れたくないなぁ!と思って今回の購入となりました。
そうなったとき、「ドヤ顔」できるように、頑張りたいと思います。
PS-VR2 来ました!
2023年2月22日(水)予告通り届きました。
早速開梱。中身は、写真のように、・本体、・コントローラー(L)(R)、・ヘッドホン、充電用USBケーブル、・取扱説明書、・HORIZONダウンロード版プロダクトコードとなっていました。PS-VR(以下便宜的に[VR1」といいます)のときは、コントローラーがない(既存のコントローラーで操作)にもかかわらず、位置を確認するためのカメラ、VR用の制御ユニット、これらと、PS4本体をつなぐケーブルが数本あって、ごちゃごちゃしていたのと比べて、非常にすっきりしました。特にケーブルはVR2本体と、PS5本体をつなぐ1本だけつなげばプレイができるので、取り回しはとてもよくなったと感じました。
他のVR機器(MetaQuestやPICOなど)は、ワイヤレスなのと比べると、時代遅れ感はあるのですが、通信の速度、容量、密度とのトレードオフになっていると推測し、Sonyは、通信品質に重きを置いた、すなわち、画質にとことんこだわったものと推測されます。私は基本的に座ってプレイする前提で考えているので、あまり気にならないのですが、立って動くようなゲームを期待されている方には、安全性も含めて不満が残るかもしれないですね。
被ってみる!
ゲームプレイの前に、ただ被っただけの印象をひとこと。
VR1では、眼鏡と干渉して使いづらいという難点がありました。眼鏡のフレームとVR1本体が接触して、長時間装着していると痛くなりました。
VR2では、本体と顔の間のクッションというか緩衝材というかの部品に厚みがあり、かつ柔らかくできており、眼鏡をかけたままでも何ら問題なく装着できました。ここは、構造的に大きく進歩したところだと思います。ただ、そのせいか、フィット感が緩く、激しく頭降るとはずれて吹っ飛んでしまうのではないかという不安感は感じました。これも、トレードオフの関係で、眼鏡族の私としては、グッドポイントです。
セットアップ
取説に従い、セットアップを行う。
電源を入れて被ると、まず、目の位置を合わせる設定を行いました。それから、アイトラッキング機能の確認。この、アイトラッキング機能とは、瞳の位置を検知して、本体に制御を渡すことができるもので、私としては、セットアップの時は「ふーん、こんなものがあるんだあ!」という感覚だったのだが、いざゲームを始めてみると、諸々のメニューがアイトラッキングに対応していて、目玉を上下左右に動かすことによって、メニュー項目を選択できる。で、感動したのは、最初このメニュー選択画面が現れた時、アイトラッキングで項目選択したのだけれども、アイトラッキングをしたという自覚症状が全くなく、自然に当たり前のように体(目)が反応していました。あとから気づいて、「えっ、これってすごいじゃん!」とあらためて技術革新を実感しました。それから、行動可能範囲の測定を行いました。これは、現実の部屋が映し出され、(白黒だけど)そして、部屋の中を眺めまわせ!という指示が来る。この辺は、VR(仮想現実)ではなく、AR(拡張現実)の世界ですね!部屋を眺めまわすと、現実の部屋に、それこそゲームのようにグラデーションがかかって、行動可動範囲を設定してくれました。設定作業というと、なんかめんどくさいなぁ!と、思われがちですが、これ自体が、結構楽しい作業となっていました。
この、アイトラッキング機能は、技術的にはかなり昔からある技術だと思いますが、ゲームの世界で導入されたのは、画期的なことだと思います。理由は、今までの多くの場合、アイトラッキングを目的として利用しようとする人しか、利用しなかったものが、そんなことに関心もない人たちが、この技術を体験することができるからです。実際やってみると、手足を動かせず、口もきけない人でも、意思を表示することができ(医療の世界では、すでに実用化されているとは思いますが)、その適用範囲が飛躍的に拡大できると、世の中結構変わっていくんじゃないかと思いました。
ゲーム開始
いよいよ、HORIZON -CALL OF THE MOUNTAIN-インストール。ゲームを開始します。
(以下若干のネタバレあり)
ゲームの物語の時代背景は、今から1000年後、破滅しかけている人類が、機械獣と呼ばれる驚異が存在する中、機械獣と戦いつつ、その謎を解き明かすべく、冒険を行っていく。といった感じです。
オープニングは、主人公が小舟に乗っていて、周りを機械獣がうろついている。そこには、ストームバードと呼ばれる鳥のように空を飛ぶやつや、トールネックと呼ばれる超馬鹿でかいやつとかが、闊歩している。なかなか迫力あります!
で、いきなり機械獣に襲われて、命からがら、逃げていく。移動のメインは、崖を登ったり、ロープを伝ったりするのですが、その操作を、両手に持っているコントローラーを、実際に「動かす」「握る」「離す」という操作を繰り返しながら行います。また、コントローラーを交互に前後に振ると、歩くことができます。(実際の操作ボタンの説明は省略)
画像は、美しく360度台パノラマ画面で、感動的でした。しかし、「ゲームの画面」であり、「リアルと同等の」没入感という域には達していないと感じました。などと、感激に浸る間もなく、ゲーム開始から、10分もたたないうちに、リアルの私の頭が回り始めました。「VR酔い」です。
VR酔い
VR酔いとは、視覚のシミュレーションによって自分の体が動いているという信号が脳に送られているのに、平衡器官から伝えられる信号は動いていないことを示しているという不一致が原因で引き起こされる現象、
<https://wired.jp/2021/08/08/how-to-reduce-motion-sickness-virtual-reality/> より
だそうだ。
実際、私は乗り物酔いとか、ほとんどしたことがないのに、VR酔いには、かなり強烈に見舞われた。ゲームをやっている最中に、急に気分が悪くなる。VRヘッドセット外してしばらく休むが、なかなか良くならない。不快感は、数時間(下手すると半日)続く。という状態になる。ということで、VRゲームを行う時間帯は、極力昼間を避けて、寝る前(ぶっ倒れてもよい時間帯)に行うことにする。VR1の時にも、かなり強烈なVR酔いに見舞われたのだが、VR2で、画質の向上、没入感の向上によりVR酔い耐性は上がるのではないかと期待したがしょっぱなの段階では、あまり改善効果は見られないようだ。
なんて書いていると、「なんでそこまでして、ゲームにうつつ抜かさなきゃいけないんだ!」というご指摘を受けるところであるが、WEB3の流れの中で、VRというのは将来性のある技術だと思っているので、おっさん層代表として、もう少し頑張ってみようと思う。
あとで、もう一回言いますが、VRゲーム体験そのものはすばらしいものがあります。
ただ、前回書いたけど、VRは、機器の価格の問題で普及しないと思う上に、このVR酔い問題を解決(少なくとも著しく低減)しないと、爆発的普及は難しいと思います。