ゲームについて<2> PS5コントローラー 改造大失敗
本ページのお話は、諸々の失敗談です。成功ノウハウは。いろいろなところで(商業的意味も含めて)公開されていますが、失敗談はなかなか見ない(存在するのかもしれないけど、誰も見ないのでググってもヒットしない?)ので、書いてみます。
まぁ、このブログも、多くの人が見るとは思えないので、あくまで自己満足の世界ですけど、、、)
内容としては
○PS5デュアルセンスコントローラーがドリフト現象起こした!
○背面ボタン付けようと改造決意
○いざ実行、、、失敗その1
○部品探し:ヤフオク初体験!
○結果は、、、大失敗!またやらかした!!!
となります。
○PS5デュアルセンスコントローラーがドリフト現象起こした!
2022年11月 PS5のコントローラーの挙動がおかしくなった。コントローラをまったく触っていないのに、ゲーム画面のキャラクターが勝手に左に動く。ゲーム終了させて、メニュー画面に戻ってからも、カーソルが勝手に左側に移っていく。
ハード(コントローラー)の問題だろうと推測し、ググってみる。すると、これはドリフト現象といって、結構頻繁に起こる不具合のようです。YouTubeにも、対策動画とか結構載っていましたので、一例をあげておきます。(222) 【ドリフト現象分解修理】PS5「DualSense・デュアルセンス」コントローラー、メンテナンス手順解説【所要時間10~15分】 – YouTube )
ここで、素直に、動画に従ってメンテナンスすることもできましたが、L3ボタン(左側のスティックを強く下に押し込む操作)を多用しているという自覚症状があり、明らかに無理な力をかけすぎていると思い、これを何とかせねば!と感じました。で、対応策としては、背面ボタンを追加して、そのボタンにL3機能を移せは良いのでは!と思い至りました。※
娘が、PS4コントローラーに背面ボタン付けており、使い勝手は非常に良い!という話を聞いていたので、同様の対応を取ってやろう!などと無駄な対抗心燃やしたのが今回の騒動の始まりです。
※HORIZONで、キャラを移動させるとき、L3スティックを押しながら移動したい方向に倒すと「ダッシュ」で移動することができる。目的地に向かう時や、逃げ回るときこいつを多用する。ボタンを下に押し付けたまま、方向指示操作するので、かなりの力を加えている実感がある。この下に押し付ける操作を、背面ボタンに機能移すことにより減らせれば、操作性も向上するし、コントローラーの寿命も延びるのでは!?と考えました。
○背面ボタン付けようと改造決意
PS4コンロトーラーには、後付けできるユニットが販売されており、簡単に背面ボタン増設できるが、PS5は、そのような構造になっていないことが分かりました。
PS5で背面ボタン付きコントローラーを手に入れたければ、改造したコントローラーを購入するか、自分でキット買って改造するしかないみたい。
背面ボタン付きコントローラーは、昨年11月時点ではAmazonで19,000円位で売っていた記憶があるのですが、2023年1月7日時点では、販売の事実は確認できませんでした。
改造キットが5,500円位。今あるコントローラーのドリフト直して背面ボタン付けようとしているので、私的には改造キット購入一択。あとは、決断のみ。もう少し調べてみる。以下ページ参考にしました。
【PS5】背面ボタンをDualSenseコントローラーに付ける方法とレビュー(2ボタン版) | スターミント (starmint.net)
このページによると、すべてのコントローラーに対応できるわけではなく、BDM-010,020型のみ対応、BDM-030型には対応不可とのこと。
これら型は、ユーザーに明示されるものではなく、ぱっと見わからない。分解して基板見れば確実にわかるのだが、そこまでしなくても、R1R2ボタンの間のぞき込んで確認する方法もあるとのことで、確認してみる。実際見てみてもはっきり確信持てたわけではないのだが、BDM-030は、2022年8月以降出回ったとの情報もあったので(私が購入したのは2022年5月) BDM-020であると認識したことにする。さらに販売元のページに、組み立て説明動画あるとのことで、見てみる。https://youtu.be/-DdFUF4c3HE すると、なんとはんだ付け作業が必要!とのこと。生まれてこの方はんだ付けがうまくいったためしがない。小学生のころ、鉄道模型やってて、はんだ付けとかチャレンジしたことはあるが、その時はモーターと導線の結線みたいな、かなりアバウトな作業であって、基板の上でのはんだ付け作業なんて、夢のまた夢!どーしようかと思って、Amazonではんだこてとか見ていたら、意外と安いのね!なんて思ってしまい、何事も経験だ!とか、妙に強気になって購入してしまう。当然同時にボタンキットもワクワクしながら購入した。
○いざ実行、、、失敗その1
キット到着。いそいそと開梱。作業開始!と、その前に、組み立て説明動画を再度確認。画面をPauseボタンで静止。作業と並行して動画参照できるようセッティングした。
作業工程は、大きく分けて、①分解(清掃)、②再配線(含むはんだ付け)、③再組立てに分かれる。詳細は、上述Youtube参照いただきたいが、個人的に記録したほうが良い点だけ、以下コメントします。
①分解(清掃)
作業的には、特に問題なく、順調に進めることができました。基板も、BDM-020であることを確認しました。細かい部品の整理は慎重に!外したねじもそうなのですが、それ以外にも、端子から引き抜いた細かい配線基板、ゴムラバー、(クリエイト)ボタン、(オプション)ボタン、等は、本体と縁が切れているので、すぐにどこかに遊びに行ってしまい、二度と戻らなくなる可能性ありそうなので、気を付けましょう。私は、これらの部品を失くしはしなかったものの、このあたりの部品にかかわる話が発端となって失敗を重ねていきました(詳細は後述)。清掃については、L3R3ボタン周りを、ティッシュでごしごし拭いたのと、その下回りをエアブローしました。目視ではさほどゴミ、汚れの付着等は認められませんでした。Youtubeで紹介されていた、コンタクトスプレー(接点復活剤)は使用しませんでした。
②再配線(含むはんだ付け)
説明動画によると、タッチパッド及びL3R3ボタンの機能を背面ボタンに移したい場合は、はんだ付け必須!とのこと。意を決して、いざ、実行。結果は、思いのほかうまくできました。年取ると、若いころ不器用でできなかったことも、できるようになるんですねぇ!と少し感動。実は、ゲームコントローラーの操作自体も若い時に比べ、何となくまともに動かせるようになった気がしていた。ぼけ老人対策としても有効だと思うので、引き続き頑張っていきたいと思います。
③再組立て
すべての改造作業を、完ぺきにこなし(多分)、非常に気分よく、再組立てに入る。これも動画を見ながら、慎重に行ったつもりでいた。終盤の裏蓋ねじ止めの段階で、なんか様子がおかしいことに気づいた。タッチバッド側面のインジケーター(起動や充電の時点灯するやつ)が、点灯しっぱなしになっている!ちょっとしたパニック状態に陥るが、何とか冷静になるよう言い聞かせて、しばし観察を続ける。その結果、原因らしきものを発見!(クリエイト)ボタン、と(オプション)ボタンの部品をとっ違えてはめ込んだため、こいつが穴に引っかかって常時ON状態になっているようでした。①分解(清掃)で、細かい部品の整理は慎重に!と書きましたが、このように左右対になっている部品は、再組立ての場合、特に慎重に現合わせをする必要があります!気を付けましょう!!!
で、再度バラしていく。ここで小休止すればよかったのですが、相当に頭に血が上ってしまい、半ギレ状態に陥ってしまいました。バラしている間に、イライラが募り、マイクにつながっているプリント基板のところに無理な力をかけて引きちぎってしまい、「やってしまった~!」ということで、第一回撃沈。悲劇はまだまだ続きます。
○部品探し:ヤフオク初体験!
プリント基板、ひきちぎった後、どうしようかしばし思案する。不屈の精神力の持ち主である私は、「ジャンク品から部品を回収できないか!?」という、ナイスなアイディアを思いつきました。(この不屈の精神力をもっとほかのところに活かせよ!というご指摘は、多方面からいただいているのですが、なかなかねぇ!!!)
早速ヤフオクで検索した結果、ジャンク品でも結構な数が出品されていることを確認。入札価格10円!とか出ているので、太っ腹に300円とか入力してみる。すると、「あなたが現在の最高価格入札者です!」みたいな表示が出て、よしよし、、、なんて思っていると、入札締め切り間際になって、どんどん価格が上がっていく。「ほかの人があなたを上回る価格で入札しました。落札するためには、これより大きい金額入れてください」みたいなメッセージを受信し、競争心を煽られる。とりあえず、ここはグッと堪えて、様子を見る。結果、最終的には2,000円を超える価格で他の人が落札しました。
個人的には、本体価格(送料除き)で300円~500円程度のものだろうと思っていたのですが、結構市場価値は高いことがわかりました。何件か札入れて様子を見たのですが、すべての案件で2000円以上の値が付いていました。商品概要説明には「ジャンク品、動作保証なし、傷、汚れあり」等々書かれていても!です。
これは、なかなか手ごわいなぁ、、、と思い、しばし入札競争は中断。秋葉原のジャンク屋巡りを行うことにしました。(電車賃や、そもそもの手間代考えたら、もう経済合理性なんて、どっかに吹っ飛んでしまってますね!)ネットで調べて、駿河屋さんとか最終処分場さんとか、あたりをつけて歩き回った。猫耳メイドさん横目でながめつつ、探して回ったが、ジャンク品として物は出回っていませんでした(まだメイドさんとか、いらっしゃるんですね!コロナ禍でも頑張っておられるご様子でした)。
で、再びヤフオク参戦。きわめて短期間の間に習得したコツとしては、入札期間の短い奴を狙って(今日出品、明日締切、みたいな)、なるべく締切日時の直前に勝負をかける。締切時刻カウントダウンするときの、ドキドキ感は、なかなかスリリングなものでした。で、ついに落札しました!価格は1980円+送料530円。。
当初想定よりは高くつきましたが、市場価格としてはこんなもんでしょう。お陰様で今回、生まれて初めて、フリマ(ヤフオク)体験することができました。
○結果は、、、大失敗!またやらかした!!!
ヤフオクで落札してから、待つこと2日。無事届きました。で、早速分解。基板を確認すると、型式BDM-010で、互換性大丈夫かな?とふと不安が頭をよぎりましたが、いまさらジタバタしても始まらない。現物を見比べてみると、配線パターンとか、微妙に異なるけれども外形は全く同じに見え、とりあえず、交換しました。
最後までバラして、(クリエイト)ボタン、と(オプション)ボタンの部品入れ替えて、慎重に再々組立を開始する。さすがに、慎重に、慎重に作業を進めていったのですが、、「あっ!!!、、、」 組立キットの基板には、3か所配線基板を固定するコネクタがあるのですが、そのうちの一か所の、基板を固定するプラスチック部品が、「ポロっ」とはずれてしまいました。よく見ると、基板側の抑えるプラスチック部品の方が変形しており、はめ込めば直るというレベルではないと判断しました。何回も抜き刺しを繰り返しているうちに、変形してしまったようです。
さすがにこいつはジャンク品もなかろう。ということで万事休す!ダメもとで最後までくみ上げる。外見だけ見ると、背面ボタン付きコントローラーの出来上がり!
実際に操作してみると、(当然ですが)背面コントローラーは全く機能しませんでしたが、オリジナルの操作は再現することができました。残念ながらドリフト現象も解消せず、見かけを除けば、改造前と何ら変わらない状態となりました。
今回のコントローラー改造作戦は、密かにうまくいくと思っていたのですが、このような結果になって、非常に残念でした。
しかしながら、40年以上ぶりにはんだ付けを行い、結構できることが確認できたこと。生まれて初めて、ヤフオク(フリマ)で、入札、落札を経験できたこと。等一連の行為は私にとって、実に実り多き体験となりました。今後も、諸々の場面で性懲りもなく、活動を続けていきたいと思います。